「……ありがとう」





「は?」




あたしがいきなり『ありがとう』なんて言うから、光輝は訳が分からないといった表情であたしを見た。





「あたしの事、守ってくれてありがとね」





あたしはそう言ってニコッと笑う。




「っそんな事かよ。
言ったろ?守るって」





「うん。
でも、無理しちゃだめだよ。
光輝が死んじゃったら、あたし生きていけないもんっ!」





「おい、人を勝手に殺すなよ」




そう言って、あたしの大好きなあの笑顔で笑った。


「だっ…――っん」



『だって、いつまでたっても目覚まさないんだもん』

そう言おうと思って口から出かけた言葉は、光輝のキスによって引っ込んでいった。




「―…んぅっ……」






ぐーる゙ーじーい゙ー!!

だ、だれか!酸素をくださいっ……!!




てゆうかー!!



「こ…ぅき!……んぁっ…ぐ…ぐる゙…じ…い゙っ…」