『ですから彼は女性ファンが耐えないんでしょうね。』


『あたしも一度でいいから会ってみたい。』



『アハハ、それでは高価なものを用意しなくてはなりませんな。』


『そうですね。ゴースト、物と一緒にあたしも奪って!』



パチ。



テレビを消し、暗くなった空を窓辺から眺めた。



「悪いけど、もう間に合ってるんだよね。俺には舞里がいるから。」



そう、俺の正体こそ今世界中で話題の大泥棒









ゴースト─────















「さぁ、ショータイムだ。」