だが突然、ロイックは父の腕の中で焦りだした。
「大変だよ、お父さま!」
「ん?どうした?」
「お母さまが溶けちゃうよ!」
「え?私が?」
母は驚いて、ベッドから立ち上がると、ロイックを見つめた。
「だって、雪女に縁があるんでしょ?お母さまの名前だって・・・それにお父さまといたら、お母さま溶けちゃうよ!」
「??」
父は、話しが掴めず訳が分からないようだ。
その代わり母は、笑いが止まらなかったようだ。
「大丈夫よ、ロイ。お母さまはどこにもいかないわ。ずっとロイックの傍にいるわ。」
そう言って、なだめながら頭を撫でていると、ロイックはすっかり寝てしまいました。
────────────・・・
「それにしても懐かしいな、その話は。確か、お前もお義母様に聞かされたんだよな?」
「えぇ。日本の古いお話。本当はもっと怖いお話みたいなんだけど、私の母はこのお話が大好きだったわ。」
「でも、まだ4歳のロイックには早すぎたんじゃないか?」
「えぇ。だって、心が温まって溶けたのよって言ってもあんまり理解してもらえなかったわ。」
「ハハッ そりゃそうだろうな。」
二人で話ながら、寝室へと入った。
「大変だよ、お父さま!」
「ん?どうした?」
「お母さまが溶けちゃうよ!」
「え?私が?」
母は驚いて、ベッドから立ち上がると、ロイックを見つめた。
「だって、雪女に縁があるんでしょ?お母さまの名前だって・・・それにお父さまといたら、お母さま溶けちゃうよ!」
「??」
父は、話しが掴めず訳が分からないようだ。
その代わり母は、笑いが止まらなかったようだ。
「大丈夫よ、ロイ。お母さまはどこにもいかないわ。ずっとロイックの傍にいるわ。」
そう言って、なだめながら頭を撫でていると、ロイックはすっかり寝てしまいました。
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「それにしても懐かしいな、その話は。確か、お前もお義母様に聞かされたんだよな?」
「えぇ。日本の古いお話。本当はもっと怖いお話みたいなんだけど、私の母はこのお話が大好きだったわ。」
「でも、まだ4歳のロイックには早すぎたんじゃないか?」
「えぇ。だって、心が温まって溶けたのよって言ってもあんまり理解してもらえなかったわ。」
「ハハッ そりゃそうだろうな。」
二人で話ながら、寝室へと入った。

