話を聞く分には・・・・・・



「ようするに、功はヤキモチを焼いたわけだ。」



顔を真っ赤にして頷く功矢。



何だかその姿があまりにも結維にそっくりで、僕は笑ってしまった。



「もーわらわないでよ。」



今度は膨れっ面になった。

親子って似るんだな。



「ごめんな。お母さんにあまりにも似てたから。」


「お母さんに?」


「うん。お母さんもね、すごく恥ずかしがり屋でね。」


「へぇ。一緒なんだ。」


「うん。お前と一緒だ。」


「じゃぁ、おとうさんもヤキモチやいたことある?」



え・・・・・・



鋭いとこ食い付いてきたなぁ・・・



功矢の顔を見ると、ジーッと僕を見ていた。



何だか、キラキラした瞳で・・・



「ねぇ、ねぇ、おとうさん!」


「んーーー・・・アハハ」