「・・・でも、たまにはあたしのこともかまってね。」



頬を赤らめて言う結維は母親の顔じゃなく、僕を落としたあの時の少女だった。



「僕を誘惑するなんて結維も大人になったね。」


「えっ?!」


「最近ご無沙汰だったし、いいよね?」


「ぇ、や、あの〜〜〜っん!」




迷ってる結維の唇を塞いだ。



しかも、こんな真夜中だから頭も体も止まらない。



亜結、功矢。今だけはパパとママをお休みさせてな。




「結維、ベッドに行こう。」



そう言うと結維は少し荒くなった息を整え、瞳を潤ませながらコクンと頷いた。



そして僕が結維を抱き上げると




「「んぎゃあぁぁぁぁぁ!!!」」



と泣き出した二人。



「3人目はまた今度ねパパ♪」



チュッ!



そう言って僕の頬にキスをして二人のもとに行ってしまった我が妻。




亜結〜〜〜〜功矢〜〜〜〜!!



僕が睨むと



「「ふぇ・・・ウギャアァァァ!!!!」」



どうやら悪化させてしまったらしい・・・




ひとまず甘い時間は今度の時までにとっておこう。



僕達にはまだまだ時間はあるんだしね。