お風呂場のドアを開け、亜結を功一さんから受け取る。



「よかったねぇ亜結。パパと気持ち良かったでしょ?」

「あぅあ〜♪」


「だってパパと一緒だもんなぁ!」



キャッキャと笑う亜結に、笑いかける功一さん。



「あれ、功矢は?」


「あ、もう寝ちゃった。」



そういうと、功一さんはガクッと肩を落とした。



「まぁまぁ、明日があるから。」



苦笑いで言うあたし。




「・・・・・・・・・・あぁ。はぁ、悲し。あ、亜結が風邪引いたらダメだから、早く体拭いてあげて!」


「は〜い、パパ♪」



ふざけて言って、リビングに向かった。





































「なんだよ、あれ。・・・可愛すぎ。」



赤くなる顔を片手で覆いうなだれた功一だった。



だが、指と指の間から覗く瞳はこの上なく優しいものだった。