「お仕事お疲れさま。」


「ん。子供たちは?寝てるの?」


「うん。でももうそろそろ起きる時間じゃないかな?」



そう言って、リビングのドアを開けると丁度



「ウギャアァァ〜」


「ウギャアァァ〜」


「あ、ほら。はいは〜い。」



隣の部屋に行くと二人の大合唱。



「ただいま、亜結、功矢!パパだよ。」


「ふぇ〜・・・」


「ふぅ〜・・・」



功一さんに抱き上げられ、少しづつ落ち着いてきた二人。



「そういえば、もう5ヶ月なら、そろそろ寝返りをする頃だよな・・・」



亜結と功矢を見つめ、独り言のように呟いた。



「そうだねぇ・・・早い子ならもうしてるもんね。まぁきっと近いうちするんじゃないかなぁ?」


「そうだな。家の子はノンビリなんだな、きっと。・・・誰かに似て。」



そう言ってニヤリとあたしを見る功一さん。



「う・・・・・・」



いいもん。どうせノンビリですよ〜。



「でも、そこが結維の可愛いとこだよ♪」



そう言って、頬にキスをくれた。



それから"だって、結維が機敏に動いてたら可笑しいもんね。"って笑った。




あたしってそんなにノンビリしてるの??



「あ"ぁぁぁぁ!」


「あ"ぁぁぁぁ!」


「あ〜、はいはいごめんね。今ミルク作るからね!」