――――――――――― ――――――――― ――――――― 「遅い…」 まだ燈嘩が帰って来ない。最近帰りが遅かったけど今日は遅すぎる。 悶々と燈嘩の帰りが遅い理由を考えていたら、玄関の方で音がした。 俺はダッシュで玄関へ向かう。 「遅いじゃないかッ!燈嘩!!お兄ちゃん心配……」 俺の思考が停止する。 玄関にいたのは、制服姿の可愛い可愛い燈嘩じゃなくて、 長身でスーツのよく似合う煉だった………。