「何、妄想してんの?」 煉兄が聞いてきた。 「妄想じゃないってば。…ただ、あたし…可愛げないよなぁ〜って」 あたしが独り言のようにそう呟くと、キッチンで料理をしていた煌兄がフライパンとフライ返しを両手に持って速攻であたしたちのいるリビングに来た。 「そんな事ないッ!!燈嘩は可愛い!!」 あ、ありがとう…。 全力否定ありがとうございます…。ちょっと引いたよ…。