だからか知らないけど俺の目標はいつの間にか親父だった。


これは誰にも言わなかった。


でも…、今思えば親父に一言だけでも感謝の気持ちみたいなものを伝えておけば良かったなぁと思う。


あの日あんな事がなかったら…。


何度も思った。


何度もぶつかってきた車に乗っていた奴を恨んだ。


恨んでも仕方ないと思っていても怒りをどこかにぶつけないと自分が自分でいられなくなる気がした。