扉を勢いよく開けた。 「「燈嘩ッ!!!」」 そこには、椅子に座らされて、手をガムテープで結ばれている燈嘩の姿があった。 俺たちは、燈嘩が無事な事を確認出来て少し安心した。 だってあの時のような悲惨な状況ではなかったから。 燈嘩が生きている、それだけで充分だった。