お嬢サマとアイドルの恋物語


ライトが全て落ちた。


ライブが始まる合図だ。


よし!行くか!!


ステージに上がりライトで照らされた瞬間、


―キャア---------!!!!!!!!





すごい歓声があがった。


うわ―この瞬間もやべえ好きvV


他のメンバーの表情を見るとどうやら俺と同じ事を思っているようだ。


「どおも―!!SAMURAIです!!」


―キャア----------!!!


一応リーダーのレンジから挨拶がはじまった。


レンジ、あいつ張り切りすぎだろ!笑





挨拶が終わった後レンジが耳打ちして、ステージから一旦さがる。


「ほら、あのアリーナの最前で俺の内輪持ってるのが彼女。


絶対とんじゃね―ぞ!!」


ちなみにアリーナとはステージのすぐ前。


俺はすぐに見た。


へ―。かわいいじゃん。





背の小さいほんわかしたかわいい子だった。髪は短くくるくるしている



「とんね―から安心しろ☆」





「ハヤト―!」


いつの間にかユウヤの挨拶も終わってたらしい。


「あ。お前のお気にいた??」


「いた。」


ユウヤはうなずきながら言う。


「まぢで?!どこ?!」


ハヤトはやくユウヤのお気に入りを見たくて客席を見渡した。


「ほら真っ正面のスタンドの最前にいる俺の内輪持ってる子。


最前って色紙なげづれえ!笑」

ユウヤは苦笑いしながらステージから降りていった。


ハヤトはすぐにそっちの方へ目線をやった。







でも、俺の目に飛び込んできたのはユウヤのお気にの子じゃなかったんだ・・・。