ステージの入り口の扉に向かう。
―SAMURAI!!SAMURAI!!
会場からSAMURAIコールが聞こえてきた。
あ~この瞬間が好きなんだよなあ!!
「やっべえ~!!俺、この瞬間まじ好き。」
ヒロキが言った。
「すげ―俺も今思ってた。」
ハヤトも言う。
「「俺も。」」
ユウヤとレンジも答える。
どうやら全員思ったらしい。
やっぱ仲間なんだよなあと感じた。
「今日の円陣ハヤトの番じゃね??」
そういえばとレンジが言った。
SAMURAIはコンサートが始まる前に円陣を組んでいる。順番にまわり、今日はハヤトの番だった。
「うわっ!忘れてた!!」
だあ―!!最悪
ラストなのに!!
「なんでもいいよ。もう。笑」
ユウヤがまた冷静に言う。
「え―っと・・・じゃあ、今日はお気にの子みつけられるように頑張ろ―!!!」
「「それハヤトだけじゃん。笑」」
レンジとユウヤがまた声を合わせて言った。
「俺もいるぜ!!!!」
ヒロキ・・・自信満々に言うな。笑
「今日はラストなんで最後まで悔いなくあばれてくっぞ!」
「「「オー!」」」
円陣を組み直し自分の定位置についた。
