「崇にメールしとかなきゃ…」 おせっかいだから追いかけてくるかもしれないけど。 そう思い、校門の付近で ポケットから携帯を取り出して ほんの一瞬、校舎へと目を向けると 誰かと真っ直ぐに視線がぶつかった… 少し驚いたように目を開いたその人から すぐに目をそらし歩き出す 誰かはわからない どうでもいい でも、 ほんの少しだけ 胸がザワっと騒いだんだ…。