「じゃあまたな」
Aクラスへと入っていく崇を見てから
ふぅっと息をついて
特進クラスへと入った。
相変わらずな空気…
こんなに天気がいいのに机にかじりついて
そんなに勉強ばかりしてどうするんだろう…
と思ってから、関係ないかと頭を切り替えた。
カバンを横にかけて席に着き
ふと窓の外を眺める
真っ青な空を
優雅に飛ぶ鳥…
いいな…
私も自由に空を飛んでみたい…
目を閉じて
自分が空を飛んでる姿を想像すると
すごく気持ちがいい…
あぁ…
いいな…
―ガラガラッ!!
扉が開く大きな音で
ビクッと現実世界へ引き戻された
誰?
扉の方を見ると…
「はい、じゃあ朝のホームルームを始めます。」
スーツを着た知らない男性が教壇へと歩きながらそう言った。
この人が崇の言ってた
新しい先生?
「あぁ、今日は全員出席みたいだな」
そうこっちを真っ直ぐに見て笑顔を作るその人から
私はすぐに目をそらした…

![[詩]あいつだけ](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.836/img/book/genre13.png)