「美月、ごめんな。苦労かけて」 「何言ってるの?先生、私幸せだから」 そう言って、私は先生を見つめた。 今、先生は地元の人から指導を受けて、農業をやっている。 駆け落ちだから、私も実家のお金は持っていないし、収入は正直少ない。 その内、私も働かないと…って思ってるんだけど。 それでも、今の私は幸せだった。