「かっこよくなるよ~。だって友希は、パパそっくりだもん」 そう言うと、満足そうに友希は夕希の側へ行くと、二人で歩き始めた。 「二年後は、友希の入学式か…」 「そうだね。早いね」 あっという間に、月日は流れるんだね。 「なあ、美月。ごめんな。苦労ばかりかけて」 「何で?私は幸せよ?温かい人たちに囲まれて、家族があって…。友也とじゃなきゃ、出来なかった」