「そっか。体、大事にしろよ?」 「うん!ありがとう」 おじさんは手を振ると、軽トラックに乗り込み帰って行った。 「中入るか。立ちっぱなしだったから、疲れたろ?」 「ううん。大丈夫だよ」 先生は、私の手を取ると、ゆっくりと家の中へ入って行った。 とは言うものの、さすがに妊娠9ヶ月ともなると、腰が痛くなってくる。 ゆっくりとソファーに座ると、先生は私の隣に座り、そっとお腹に手当てた。