「何言ってるんだよ!命があるだけで、有り難いじゃないか。それにまだ、病気と決まったわけじゃない」 「うん…」 そうだ。 あの子は、小さい体で必死に生きてるんだ。 それに、まだ病気と決まったわけじゃないし。 それに…。 もし、病気だとしても、私が我が子を愛する気持ちは、絶対に無くならない。 しっかりしなきゃ。 私は、母親なんだから…。