「いや~。やっぱりオレじゃ役に立ちませんね」

結局、何もしなかった先生は、バツ悪そうに笑った。


「仕方ないだろ。お前は、まだまだ、都会な感じが抜けてないからな」


おじさんはそう言うと、私を見て微笑んだ。


「お腹大きくなったなあ。初めて来た時は、まだ目立ってなかったのにな」


「でしょ?来月が予定月なの」