他のお母さん達には、家族の人が、嬉しそうな顔でお見舞いに来てる…。 それに比べて、私たちは家族がお見舞いに来ないどころか、赤ちゃんもいないなんて…。 「じゃあ、オレは美月の着替えを持って、また来るからな」 「あっ、うん。気をつけて」 友也が出て行った病室は、静か過ぎるくらいで、赤ちゃんすらいない今の自分が情けなくて、涙が出てきた。 「ダメダメ!何、後ろ向きになってるのよ」 必死に涙を止めようとしたけれど、全然ダメだった…。