夜間ということもあり、病院内はひっそりと静まり返っている。 そんな中、私たちは先生から説明を受け、緊急帝王切開をする事を告げられた。 説明を受ける間、震える私の手を、友也はいつまでも握りしめてくれていた。 やっぱり、一番安心できる温もりだ。 「部分麻酔ですからね。赤ちゃんの産声は聞こえますから」 看護士さんにそう言われ、頷くもやっぱり怖い…。 「大丈夫だよ。美月。赤ちゃんも生きてるんだから」 「うん。赤ちゃんに会えるって事だもんね」 握った手を離し、私は手術室へと入った。