「うわ~。赤ちゃん、よしよし」 そう言いながら、女の子は優しくお腹を撫でる。 「ありがとう、お姉ちゃん。赤ちゃんバイバイ」 満足した様に手を振ると、女の子は走って戻って行った。 「何だか、産まれてくる子供の未来を見たみたいだな」 友也は笑いながら、女の子を目で追っていた。 「本当だね。可愛かった~」 しみじみと言いながら、こんな毎日がずっと続きますように…。 そう願っていた。