「寝てると思った?」

「う...うるさい。」

「なんか独り言言ってただろ?」

「なっ////// はいはい! 言いました!!」

「俺の髪がそんなに羨ましい?」

「羨ましい。 そんなサラサラふわふわな髪でいいなって思ってた。」

「ふぅん...この髪がねぇ...」

「....」

「郁の髪...黒くて艶があって綺麗だと思うな。」

「こんな髪...嫌だ。」

「俺は好き。」

そういうと雅人は私の髪をそっと触った。

「サラサラで気持ちいい...」

するとまた寝息を立て始めた。

「.....あれ? また寝た...はぁ....。」

でも....嬉しかったよ。