もう…あと数センチでキスできちゃいそうな距離。 「結城、先輩?」 ちょっと、どうしちゃったの? もう…イヤだぁ。 「そんな泣きそうな顔すんなよ」 「え?」 私、今泣きそうな顔してる? 「俺が“男”ってやつ教えてやるよ」 勝ち誇った笑みの先輩に、一瞬でもドキっとしてしまった自分がいた…。