「リーティン・デリア…リミットアンパリフィーっ!!」
太陽の光が膨れ上がる。それを東野君の持つ鏡へとぶつけた。
―ピカッ
「ぐぎぎゃゃゃゃっ!!」
魔駒が断末魔の叫び声を上げた。
今のうちに…。
「リーティン・デリア、モデルリターン!!」
魔駒がチェスの形になる。それをネアは口でキャッチした。
魔駒がただの駒に戻ったせいで百合子ちゃんと飯田君の体が空中に投げ出される。
「やばっ!!リーティン・デリア、スリートブルーム!」
小さな風が二人の体を受け止めた。
な、何とかなったなー…。もうダメかと思った。
「っと百合子ちゃんと飯田君は大丈夫かな!?」
慌てて二人を見ると、二人はすでに体を起こしていた。
東野君も含めて三人があたしをガン見している。
「…………あら?」
何かしら…。この目線は何かしら…。
「ほほっ…………」
笑顔を浮かべてみても寂しい沈黙が続く。
「あの…あなたって…」
百合子ちゃんが沈黙を破りあたしをじっと見つめた。


