「小さい時からお母さんが言ってたの。すごく辛い時、苦しい時に必ず魔法使いが助けに来てくれるから…どんな事にも負けるなって」
百合子ちゃんの言葉に涙が出そうになる。少なくとも、あたしは百合子ちゃんの魔法使いになれたんだ。
「………百合子ちゃん…」
百合子ちゃんにだけ…。百合子ちゃんにだけ話してもいいかな…。
「…真鈴ちゃん…?」
真剣な顔で悩んでいるあたしを心配してか、百合子ちゃんが顔をのぞき込んできた。
「…大丈夫。それより、百合子ちゃん、百合子ちゃんに聞いて欲しい事があるんだけど…いいかな??」
意を決して正座する。百合子ちゃんは不思議そうな顔をしながらも、あたしの前に正座した。


