「うぅっ…ぐすっ……」 百合子ちゃんはただ泣いていた。その腕を引きながら、胸が引き裂かれそうなくらい痛かった。 ―キイィィー… 「Open the door!!」 重く分厚い屋上のドアを開けて百合子ちゃんに笑顔を向ける。 どうかこの青空みたいに、百合子ちゃんが晴れやかな笑顔を見せますように…。 「…わ……綺麗だね…」 「本当だね!」 青空を見上げる百合子ちゃんの顔は少し晴れていた。