「猫さんが喋ってね!しゅごかったの!!」 男の子は嬉しそうに飛び跳ねる。 「……あぁ……。俺も見た気がするが…認めたくない…」 それに…。言ったところで誰にも信じてはもらえないだろう。 「いいか?あれは見間違いだ。あんな非科学的な物があるわけない」 言い聞かせてはみたが、男の子は首を横に振る。