「リーティン・デリア・フラップ・コスモス!!」 真鈴の呪文で二人の体が宙に浮かぶ。 「あ、危なかった…」 ―コツ… 真鈴は苦笑いを浮かべ学校らしき建物の屋上へ降り立った。 「………吐きそうにゃ…」 猫のネアにはものすごいスリリングな体験だったのだろう。 腕の中でぐったりとしている。