夜、風呂から上がり念のため湿布を貼っている途中に携帯が鳴った。

メールを開くとあいつからのメールだった。何かあった時の為に新入生からは連絡先を聞いといたんだった。

−今日ハードルでぶつけた所大丈夫ですか?−

何分間携帯の画面を眺めてただろうか、こんな風に誰かに心配されたのは初めてだった気がした。うれしかった。単純だったけど俺はこれだけでお前のことが好きになったんだよ。