「か…カレシ…」 言った瞬間、キャーって声と、あかくなる顔。 思わず、手で顔をかくした。 「えっ、よかったじゃん! おめでとー!」 千春や、なにも知らないみんなの祝福。 胸の奥が、きゅぅっとなった。 「ありがと…」 春はまだ先なのに、暖かい風があたしの髪をすくっていった。