中央に張られたネットだけが、ここに彼がいたことを教えてくれる。 「おかえり、遥ちゃん」 ぼうっと入口で立ち尽くしてると、優花ちゃんが肩を叩いてきた。 「遥、ちょっといい?」 「千春、美緒…」 いつも一緒のみんなが、あたしの腕をひいて体育館をでる。 荷物は優花ちゃんが持ってきてくれた。