午後、家に1番最初に帰ってくるのは俺、潤汰だった。

「それじゃあまた明日～!ばいばーい!」

――ｶﾞﾁｬ,ﾊﾞﾀﾝｯ

「はぁ、ただいま～っと。…誰もいないかｗ」

リビングに入るとテーブルの上にメモが置いてある。

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潤汰へ

・卵
・インスタントコーヒー
・コーラ
・食パン
・挽肉

テーブルに2000円を置いておくので買い物お願いします。

正樹より
――――――――――――

メモは丁寧な正兄の文字で書かれていた。

買い物は学校が1番早く終わる俺の仕事だ。

俺もそれぐらいしないと兄貴達に申し訳ないしな。

それに…つりは小遣いにできるし♪

ランドセルを自分の部屋に置くとすぐに買い物に出かけた。

――ﾊﾞﾀﾝ、ｶﾞﾁｬｯ

鍵を閉めて自転車に乗り、近くの商店街に向かった。

スーパーやコンビニなんかもあるけど、商店街のほうがいい。

いろんな意味で♪