「お、おいしいです!!」

「そりゃ正樹の作った飯だからな。それにおまえ、何日も食ってなかっただろ?」

「…はい、ちょっとありまして。」

「詳しいことは聞かねェが、しっかり食わねぇのに急に走ったりすると死んじまうぞ。」

「はい、すいません…」

――コンコン

「なんだ?」

「「失礼しまーす。」」

入ってきたのは正樹と潤汰だった。

「なんか用か?」

「しばらくここに住むんでしたら挨拶をしないといけませんからね!」

「こんにちは!!お姉さん☆高野家の三男の潤汰です!よろしくねぇ!」

「僕は高野家の次男の正樹と言います。」

「た、高野さんの弟さんですか?」

「まぁな。」

「僕のことは潤汰って呼んでね!お姉さん☆」

「僕は正樹でよろしいですよ^^」

「私は神谷真優って言います。失礼ながら高野家にお世話になります!!私のことは何と呼んでいただいてもかまいません。」

「…おい潤汰。こいつはしばらく家にいるんだ。ちゃんとした自己紹介しとけ。」

「…はーいwじゃあ改めて名前は潤汰。さっきのはキャラだからそこの気遣いよろしくねw真優。」

「そうゆうことだ。家に連絡しとけよ。神谷。」

「はい!」

俺の落し物でこいつと俺らの生活は始まった。