パタンと音をたて、ノートを閉じた。 …翔さん、帰るの何時くらいかな…。 私は時計を見ながら思う。 テレビはこの時間、ニュースしかやっておらず見ようとは思わない。 かと言って、ここでジッともしたくない。 そう思っていると、私は翔さんの言葉を思い出した。 『プールとか色々な設備あるから』 ここに居ても凄く暇だし、探検でもしますか! よし、と勢いをつけ、少しだけ化粧をし、服に着替えて部屋を出た。