こんなマンションにはさすがに入ったことがない。
先ほど貰った鍵で扉を開けて、部屋に入った。
後ろから慎重に入る東原千春。
こいつはこの世界とは無縁だった奴だもんな。
やっていけるのか?
リビングへ入り、俺が元から置いてあったソファーに座ると、東原千春もゆっくりソファーに腰をかけた。
とりあえず話を進めるか。
「…とりあえず今後のことについて話し合おう。えっと…千春だよな?」
「あ、東原千春です。歳は22歳です…」
え。
俺は、心の中で仰天した。
こいつ、22歳なのかよ。どっからどう見ても高校生の餓鬼だけどな。
「俺は福山翔だ。今日で23になった」
俺も一応、年齢を言っといた。


