俺は、親父を横目で睨みながら早足で部屋を出た。
後ろから慌てて女も着いてくる。
…あー、これから数日は女と過ごすなんて…。
もう、女なんて懲り懲りだ。
俺達は真島の後に着いていき、地下の車に乗る。
…また車変えやがったな、糞親父。
ハァ、とため息をつき、車に乗り込む。
女も慎重に車に乗り込んだ。
「では、出発します」
車が動き出す。
地下から出るとイルミネーションみたいに街が輝いていた。
「千春さん」
「はい!」
いきなり、真島は女の名前を呼ぶ。
いきなり過ぎて女はビクッと肩を揺らしながら返事をしていた。
いちいちの反応が面白い奴。
「数分、時間が掛かりますので、先ほど社長から貰った規則のノートをご覧になられてはどうでしょうか。翔様も」
ノート?あぁ、さっき貰ったやつか。


