「行ってきていいよ。私は波留さんと待ってるから」
「あぁ、わかった」
翔君はそう言い、梨理の元へ行って手を引いて中へと入っていった。
「梨理に振り回されていますね、波留さん」
私は笑いながら波留さんに言う。
私の言葉に、波留さんは髪の毛をクシャと掻く。
「…子どもの接し方は未だにわかんないがな」
「そうですか?大丈夫ですよ」
少し頬を赤らめ、気まずそうに言う波留さんに私は笑顔でそう言った。
周りから機械音や、BGMが聞こえる中、私はいつも気になってた質問をしてみた。
「波留さんは…結婚しないんですか…?」


