「じゃあ、俺はここで…」 波留さんは一礼をし、車に乗り込もうとする。 それを私は阻止した。 私の行動に波留さんだけが目を丸く開けてビックリしている。 「波留さんも一緒に行こう!」 「は?」 私の言葉に、波留さんは眉を寄せ、不思議な表情をする。 …そうだよ。 波留さんだって私達の“家族”なんだから。 「多分、私は翔君の体調を見るのに精一杯なんで、波留さん梨理を見ていてください」 笑顔でそう言うと、翔君に少し睨まれたが気にせず私は波留さんの返答を待った。