日本語がおかしい。 「あはは。お父さん日本語おかしいよ。で、何?」 私は駅に着き、切符を鞄から出しながら言った。 『…今から行ってほしい所がある』 「今から!?」 思わず叫んでしまい、私は辺りを見渡す。 時刻は夜の10時を過ぎている。 町外れの駅には人は居なかった。 ホッと胸を撫で下ろす。 「なんで今?」