その姿は何故か震えているように見えた。 実際震えていなくても、波留さんはきっと辛いだろう。 翔君が波留さんを信頼していたように、波留さんも翔君を信用していたから。 …だって。 波留さんが翔君を見つめる目はいつも優しくて、兄弟のような感じだった。 2人は気づいていないかもしれないけど、他から見たらそういうふうに見える。 「2人を解放してやってください」 考えていたら事が進んでいたらしく、波留さんがおじさんと会話をしていた。