「私、翔の婚約者って言ってたけど、とっくの昔に契約破棄したから」 「…………」 すぅちゃんはさらっと言い放つが、その言葉に翔君も私も固まる。 「は!?」 翔君は目を丸く開けてすぅちゃんを見ている。 私も目が点になる。 「あれ?翔知らなかったの?」 平然と言うすぅちゃんに唖然とする。 「…いや、知ってたっていうか、もう昔の話だし破棄されてるとは思ってたが、お前から破棄してたのは知らなかった」 翔君は顔を引きつらせながら言った。