同居の秘密。【完】



あまりの驚きに声が出そうになり、慌てて口を手で押さえた。


そんな私が居るとは知らないすぅちゃんは口を開く。


「…昔から可愛くて危なっかしくて。すぅちゃんって呼ばれるのが好きだった」


…すぅちゃん。


「翔も知ってると思うけど、私って養子じゃん?たまたまお金持ちの所に貰われて、何不自由ない生活をしてきた。だけどそれが1番苦痛だった…」


そうだ。

すぅちゃんはお金持ちが嫌いだ。


それは何故だか知らなかったけど、中学生くらいからずっと言っていた。