卒業式前日、いつもの家の近くの公園でまったりしてる時、俺はブランコに乗ってる楓に、口を開いた。 『なぁ、楓』 『ん~?何?』 『高校、卒業したらさ…、正式に俺と婚約しないか?』 突然の俺の発言に楓は目を丸く開ける。 夕暮れの公園に静けさが広がった。 『………』 『………明日まで時間頂戴。お願い…』 すぐに返事を貰えると思っていたからショックは大きかったが、しぶしぶ承知した。