学校は違ったが、たまに家に遊びに来てる楓の姿。 だけど、それは自分の両親の付き添いでついてきてるだけで自分の意志で遊びに来ていない事くらい分かってた。 だけど、ある日。 親父は俺を呼び出して、こう呟いた。 『お前に婚約者が出来た』 それを聞かされた時に親父と部屋に居たのが楓だった。 『は?』 『お前は楓と24歳の誕生日に結婚してもらう』 親父は立ち上がり、楓に近付きながらそう呟いた。