もちろん、その2人は親父と真島だ。 親父はこちらを見ずに、机の上に広がった書類に目を通してる。 そんな親父に怒りが爆発しそうだ。 早歩きで親父に近付く。 バンッ!! そして親父の目の前に着いたと同時に机を思いっきり両手で叩いた。 ようやく親父と目が合う。 「……うるさいな、こっちは今忙しいんだ」 迷惑そうに眉を寄せて言う親父にカッとなってしまった。 「テメェ!ふざけんな!」 胸ぐらを掴もうと手を伸ばすが、真島に止められる。