同居の秘密。【完】



出会い方は最悪だったかもしれないけど、最後が良ければそれでいい。


…俺は千春を抱き締めながら決めた。


───この契約が終わったら正式に千春にプロポーズしようということを─…。


女にプロポーズとか初めてだし、ぶっきらぼうかもしれないけど、きっと千春は受け止めてくれる。


だから…、それまで待っていてくれ──…。



「翔君…苦しいよ…」

千春が恥ずかしそうに呟く。


「…ごめん」


静かに俺は千春から離れた。


体から熱が冷めていくのがわかる。