幸せそうな笑顔で俺に答える千春。 その答え聞いた瞬間、俺の中の何かが弾け、千春を思いっきり抱き締めていた。 『私も翔君が好き』 ハッキリとそう言った千春が愛しくて堪らない。 綺麗なサラサラの髪の毛も、細い胴体も、目も唇も鼻も全部。 このまま千春とどこかへ消えてしまいたい、そんな衝動が俺の中を走る。 こんなにも人を愛することが楽しいなんて思いもしなかった。 以前の俺ならきっと女から避けて一生を暮らしていただろう。 だけど、千春に出会った。