え?え?え? 翔君の突然の発言に頭がついていかない。 隙?スキ?………好き? 口を開けてポカーンとしてる私に対して翔君は話し始めた。 「俺、正直言って女が嫌いだ。ウザイ生き物としてしか見ていなかった。…千春と出会うまでは」 ──私と…? 「千春と居ると、ウザイって思うよりもっと一緒に居たいと思う。男に襲われてる千春を見て、あの男を殺したくもなった。…千春がほっとけないんだ…」 ほんのり頬を赤くして私の目を見ながら言う翔君に私は何故か涙腺が緩み始めた。